溜漉き(ためずき)
今回は溜漉きの方法について。
溜漉きの場合は、第1回の紙料のすくいとりは同様ですが、第2回からのすくい上げた液は縦横にゆすり、適当な厚さにします。
(溜漉きでは、すくい上げた紙料は全部すかしとる訳です。)
これを舟の側に立ててある板に立てかけて水を切って、紙床に湿紙を移し、脱水して乾燥させます。
局紙の場合は粘液を用いないので、1枚ずつ木綿の布をかぶせて湿紙を重ね、見水して乾燥させます。
流漉きではすき上げた湿紙を重ねて、そののち脱水しても紙は1枚ずつきれいにはがすことができます。
溜漉きでは、湿紙1枚ずつの間に布をはさまないとくっついてしまい、うまくはがせないのです。
