登校拒否児について 6
それで自室にとじこもっているうちに、あるときちょっと外出した機会に父親がその部屋をみたら、なんと過激派のビラがあるではないですか。
もう学校拒否どころか、何か事件でもおこしたら……と思うと不安で、親自身がノイローゼになってしまいます。
…と。
このような事情のなかで、当人に会ってみた印象では、やはり何も変わったところの無い、礼儀正しい良い子ども……という印象を受けたそうです。
このご両親には私の印象を話し、子ども自身ももう中学から高校にかけての年齢なら一面おとななので、とにかく当人の意向にまかせるほうが良いのではないかということになりました。
こんなこともあります。
あるときこの子どもがどこかに出かけてしまって、何日も帰ってきません、家中で心配していたところ、数日たってから、四国のほうから便りがあって、いまちょっと小づかいをもち出して、旅行している。
宿屋である大学生と会って、とても話が合って楽しいときを過ごしているから心配するな……という至極のん気な手紙です。
親の心も知らないで、とまったく言いたいくらいの事件なのです。